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Yasuto Yura Works

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WORKS 1991 - 2015
現代へろリズムを考える
11min. / Jan. 1991 / VHS / 4:3 / stereo 日々テレビから垂れ流される情報の信憑性を確認することはなかなか難しい。それらしく振る舞われると不味いものも美味そうに見えてしまう。映像の持ついい加減さというか、怖さみたいなものを表現したいと思い、この作品を制作した。架空の情報を肉付けし、厚みを増すことによって、どれだけ実際のテレビに近づくだろうかと制作していたが、個人制作の作品ではテレビにはならない。それよりもテレビの方が架空であることに気付くきっかけともなった。そうなれば、テレビとテレビ以外の違いは何であろうか。映像が電波に乗る以外に違いはあるのだろうか。所詮、映像として映し出されるものは、すべて虚構のものとなり、その中から精査して情報は取り出さなければならない。ならば、最初から虚実入り交じりで表現することの自由をもう少し見直そうと思う。
東京ビデオフェスティバル ビデオケーション賞(1993)
herorythm
下山田君とぼく
10min. 48sec. / Sep. 1991 / VHS / 4:3 / stereo 個人のことの虚実を判断することは難しい。その人が言いきってしまえばそれは真実として受け止める他ない。そのような架空の記憶をでっち上げ、言い聞かせてしまうことはどれだけの意味があるのだろうか。物語というものは、受け手にとれば虚実どちらであるかよりも、共感できるかどうかは大きな問題となる。そのため多くの共感できるポイント、つまりハイコンテクストな共有感覚、記憶を物語の中核に据え、その上で多くの情報を曖昧にすることで、観客の記憶と提供した物語を混合させることで共感を生む可能性について作品化しようと試みた。ただ、どこにでもあるような話では興味を持ってもらえないので、下山田君と呼ばれる子供は、記憶の何処かにいるだろう"変わった子"である必要があった。その子の奇行を通して記憶を呼び覚ましていくことが重要である。
下山田君とぼく
ビデオ宗教法人オロロン教入信準備号
20min. / Jan. 1992 / Betacam / 4:3 / stereo 映像というメディアが一般化する中で、ビデオマガジンやビデオパッケージなど様々な使われ方をするようになった。映像とは虚構でありながら、具体的なイメージが付加するためにより説得させるために使われる。ならば、組織的なもの、コミュニケーションが重要なものとして、新興宗教を取り上げ、すべてをバーチャルに構築できるのではないかと制作した。まだインターネットが普及する前の作品であるが、今のネット掲示板などの、会ったこともない人との信頼感や仲間意識のようなものに通ずる、危ういものが表現できたのではないかと思う。
京都芸術短期大学瓜生山賞(1992)
オロロン教
THE HOLE
11min. 40sec. / Apl. 1993 / Betacam / 4:3 / stereo 会話というコミュニケーションを考えてみると、話し手と受け手という役割が使い分けられていることに気付く。しかし、いわゆる「オタク」の会話は、話し手と受け手というよりもお互いの知識が披露されるだけのことが多い。コミュニケーションとしては破綻しているようにも思うが、特に問題は起きていない。このところを作品にしようと思い制作した。
双方向なことがコミュニケーションなのだろうか。それすらもそれぞれの思い込みでしかなく、破綻することもなく会話が成り立つのであれば、なんら問題はない。

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キリンコンテンポラリーアワード93奨励賞(1993)
the hole
case
9min. 22sec. / Dec. 1994 / Betacam / 4:3 / stereo 記憶ほど曖昧なものはない。曖昧であるからこそ記録するのだと思う。記録の最もポピュラーなものは写真であるが、その写真に頼り切ってさらに記憶が曖昧になっているのではないかと思い制作した。
また、情報量というものは少な過ぎては伝わらないが、多すぎても混乱を来す。つまり過度な情報は情報がないも同じであることである。

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European Media Art Festival 入選(1995)
テクノアート大賞 大賞(1995)
東京ビデオフェスティバル 入選(1996)
オーバーハウゼン国際短編映画祭(1996)
Bonn Videonale7 入選(1996)
Kassel Documental Film and Video Festival 入選(1996)
SBS TV 番組"EAT CARPET" 放映契約(1996)
国立国際美術館に収蔵(1998)
ICC Video Libraryに収蔵(1998)
カリフォルニア大学アーバイン校図書館 に収蔵(1998)
横浜美術館に収蔵(2000)
名古屋学芸大学に収蔵(2009)
case
through
3min. 48sec. / Jul. 1998 / miniDV / 4:3 / stereo 夢は人には伝わらない。夢を共有することは出来ないのだ。なぜなら、夢はビジュアルイメージや物語は破綻しており、他人には理解できないからだ。
もう一つ伝わらない要因として、その時の空気感や精神状態も言葉で伝え共有することが難しい。それらは他人どころか、自分自身でも理解できない。寝惚けて偶然に撮影した1枚の写真がそれを物語っている。
また本作より制作を完全デジタルに移行し、DVによる撮影と、ノンリニア編集を導入した。

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European Media Art Festival 入選(1998)
Kassel Documental Film and Video Festival 入選(1998)
名古屋学芸大学に収蔵(2009)
through
speaker
11min. 58sec. / Jan. 2000 / miniDV / 4:3 / stereo 具体的な言葉がなくても、物語を感じることは出来る。行間を読むとはよく言うが、行間だけの物語は出来ないかと制作した。極端に物語を排除し、想像できる音のオブジェを各所に配置することで状況を想像する試み、しかし我々が過ごす現実そのものなのであるが、画面の中に状況が入った途端それらの感覚は鈍り、見失ってしまう。

European Media Art Festival 入選(2000)
国立国際美術館に収蔵(2001)
名古屋学芸大学に収蔵(2009)
speaker
fix
9min. 27sec. / Feb. 2007 / miniDV / 4:3 / stereo 身体には無数の傷がある。それらは身に覚えがなくても存在するからには何かしらの原因があるに違いない。人は様々なことを知りたがるが、自分自身のことに対しては鈍感になる。分かっているという思いが鈍らせてしまうのだが、しかしすべてを知ることは不可能なのである。ならばせめて確認をしてみようと思うが、ドラマのようにはうまくいかない。この作品は当初はフィクションでまとめようと思ったのだが、偶然見つけた潮が引いた時にしか現れない岩の存在がすべてを変えた。その後も何度かその島に訪れたが、あの岩をもう一度見ることができない。

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Kassel Documentary Film and Video Festival 入選(2007)
European Media Art Festival 入選(2008)
EXiS2008 AVID Award(2008)
Media Art Friesland 入選(2008)
fix
a point
6min. 8sec. / Jul. 2008 / HDV / 16:9 / stereo いつもの日常、いつもの風景。身の回りにはいろいろな事柄がある。見えるものと見えないもの。気付くものと気付かないもの。しかしそれらは関係が無さそうで、影響し合い、交差する。この作品は場所、時間、視点、そして物語、それぞれ異なる地点を繋げ、埋める作業。そこから生まれる物語を鑑賞する。

Usual every day and scenery.Oneself has various matters.
The thing that it does not seem that I see it.
The thing which does not notice that I notice it.
However, they do not seem to have relations, but I influence it and intersect.This work connect a viewpoint and a story, the spots different each in place, time and works on I bury it.
I appreciate a story to be born from there.

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European Media Art Festival 入選(2009)


a point
無敵の人 invincible mighty man.
6min. 9sec. / Jul. 2010 / HD,Data / 16:9 / stereo 多くの人が行き交う街の中、それぞれは周りを気にはしていない。あるものは本を読み、あるものはヘッドフォンで外界と遮断する。遮断された空間はプライベートな空間と呼び、拡張し続けている。車の中、ネットの中。遮断したまま人と交わるが、それぞれが孤立するが故に、人は無敵となる。

People out in the street, who hasn't paid attention to their arounds. The one reads a book, the one interrupts the access to his external world with his headphones. The place being shielded from the external noises is called "personal space", it has been getting wider and wider... in a car, or in an internet. They socialize with people with staying in their own personal space. But because they are isolated from each other, they become invincible.

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European Media Art Festival 入選(2011)
WRO2011 Media Art Biennale 入選(2011)
EXiS2011 入選(2011)
無敵の人
re-turn
9min. 24sec. / Jul. 2011 / HD,Data / 16:9 / stereo ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。
「方丈記」鴨長明(1212年)より

River flows forever, and circurates itself always. Dusts floating on the backwater, disappearing or coalescing, never staying still. The same is true with those of the people and shelters in this entire world.
-Houjouki- written by KAMONO Cyoumei (1212)

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re-turn
おいしいの一番下 The lowest rank of “Delicious”.
5min. 2sec. / Jan. 2015 / HD,Data / 16:9 / stereo 膨大な情報に踊らされ、耳年増になってわかったようになるけれど、それでも数多くの失敗をし、そこから学び、成長する僕たち。「おいしい」と「まずい」の境界は曖昧ではあるけれど確実に存在し、「まずい」でなければ御の字で、また次につながるきっかけとなる。

A flood of informations lead us around by the nose, and give us an illusion of “WE KNOW EVERYTHING”. Even so, we have much failure, learn from them, and develop ourselves more. The border between “Taste good” and “Taste awful” is fuzzy, but it exists certainly. We are more than happy if it isn’t “Taste awful”. It will be a trigger to lead us to the next stage.
おいしいの一番下
jam
Mixed Media / 2LCD Display, 1LCD Projector, Wood Box / 2Video CD / Computer / Mar. 1997 jam: 押し込む・塞ぐ・妨害する・jam session
設置のための映像。物語は細切れにされ、ランダムに組み合わされ、一期一会の物語が生産され続ける装置。


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jam

出品 :
テクノアート大賞受賞者展 東京・T-BRAIN CLUB
個展「jam」 京都・gallery 射手座
ことばのはたらき 京都・Voice gallery
machine room
Mixed Media / 8 Push Button / Aluminum Case / Noise Machine / Computer / Speaker / Sep. 1998 8つのボタン、閉鎖された隣室。
あらゆる機械に制御された生活ではあるが、全てを把握できるわけではない。しかし、その把握できないものに時には命を預けることもある。いわゆるブラックボックス。

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machine room
thanks : Kosugi + Ando / Yoichi Nagashima
Machine Design : Takashi Kimura / Noriko Umano
出品 : 個展「machine room」 京都・gallery 射手座
PatScope (Yasuto Yura + Keita Hayashi)
Mixed Media / Scope / Infra-red sensor / LCD Display / CCD camera / VHF Tuner / Jun. 1999 遠隔地にあるものを覗き見る。それは風景であったり、暑さなど記録されたもの、天気や時間であったりする
それぞれを監視し、確認する。そして安心する。

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Patscope
thanks : 奥宮神社 清瀧宮 / SKIN DIVE
出品 : 芸術祭展・京 造形部門「SKIN DIVE」 京都・龍池小学校
room 613
Mixed Media / Video Projector / Acrylic Tube / DVD Player / TV / Nov. 2004 ホテルの部屋、人の痕跡。部屋の痕跡。
無意味にチャンネルを変え続けるテレビ。画面に反射する観客の影。

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room 613
thanks : Masaaki Endo / Mari Kusaki / Hideki Shimozono / Daijiro Masuoka / Mariko Ohta
出品 : stay with art〜境界線〜展 大阪・Hotel T'Point